SNSを中心として話題になることが増えてきたのがNFTゲームです。
いわゆるオンラインゲームの1つになるのですが、従来のゲームとはどんな違いがあるのか分からないという人も多いでしょう。
実はNFTゲームというのは、恐らく多くの人が子供の頃に夢見たであろう、ゲーム内でリアルにお金を稼ぐを現実にしてくれるものです。
一部のオンラインゲームではRMTといって、アイテムなどを販売する仕組みを作っているものもあります。
ただNFTゲームではアイテム以外にもキャラクターや、ゲーム内の土地など幅広いものを売買できるのが特徴です。
そんなNFTゲームについて、ここでは詳しく見ていきましょう。
・NFTゲームってどんなもの?
前段でも軽く触れましたが、NFTゲームについて基本的な事項を確認します。
NFTゲームとはオンラインゲームの1つで、ゲーム内のキャラクターやアイテム、土地などを売買できるのが大きな魅力になっているのです。
従来のものとの違いとしては、同じプラットフォーム上のゲームであれば複数のゲームでアイテムやキャラクターを相互に利用できる点があります。
また従来のオンラインゲームであれば、サービスの提供が終了した時点でアイテムなどはすべてなくなってしまいます。
ですがNFTゲームのアイテムは、サービスが終了しても残るのです。
つまりゲーム内のアイテムやキャラクターは、自分のデジタル資産として残せるのが特徴だと言えるでしょう。
逆にゲームのサービスが終了した場合、二度と新規で手に入ることがなくなることから、値段が上がることも想定できます。
・NFTゲームにはどんなものがある?
では実際にNFTゲームにはどんなものがあるのかも確認しましょう。
★Crypto Spells
★Sorare
★The SandBox
★Gods Unchained
★My Crypto Heroes
などが代表的なものでしょう。
では1つずつ詳しく解説していきます。
・・Crypto Spells
日本企業が提供するNFTゲームで最も有名なのがCrypto Spellsです。
ゲームのジャンルとしてはTCGになります。
従来のゲームと違うのは入手できるカードがNFT化されていて、希少価値の高いカードはマーケットプレイスで売買されているのが特徴です。
またゲーム内でカードの発行権を獲得することもできます。
この発行権を持っていると、自分のオリジナルカードを作れるのです。
ちなみにCrypto Spellsは運営会社が一方的にすべてを決定するのではなく、カードの数値バランスなどはユーザーの投票によって決められるのも特徴でしょう。
・・Sorare
現実のサッカーとリンクしているゲームがSorareです。
現実の世界に存在する選手がカード化されていて、そのカードを収集して自分のオリジナルチームを作っていく仕組みになります。
現実の選手が試合で活躍したなどの情報を反映して、その選手のポイントが上下していくのですが、このポイントの合計数でプレイヤーは勝負をするのです。
ちなみにヨーロッパのクラブチームと契約を結んでいたゲームなのですが、日本のJリーグともライセンス契約を結びました。
つまり日本人のサッカーファンでも、十分に楽しめるような内容になっているのです。
・・The SandBox
The Sandboxはマインクラフトに似たゲームとなります。
なにかの目的がゲーム内で指示されるのではなく、プレイヤー自身が好きに行動できるのがポイントです。
建物を作ることができたり、オリジナルのゲームを作ることもできます。
また現実の不動産のようにゲーム内の土地が販売されているのもポイントでしょう。
・・Gods Unchained
Gods UnchainedもゲームのジャンルはTCGになります。
NFTゲームとして初めてeスポーツの大会開催が予定されるほど、世界的に人気のあるゲームの1つでもあるのです。
6種類のカードに異なるスキルが搭載されているので、このスキルの組み合わせによって勝敗を決していきます。
マーケットプレイス内では自由にカードのトレードができ、レア度の高いカードは売却してお金を稼ぐこともできるのが魅力です。
・・My Crypto Heroes
My Crypto Heroesは日本の会社が提供しているNFTゲームです。
歴史上の英雄たちを集めることで、ゲーム内世界の制覇を目指すという内容になっています。
オリジナルヒーローやアイテムを売却することで、マネタイズが可能です。
取得できる数が制限されているレアなキャラクターもあり、実際にマーケットプレイスにて高値で売買されたこともあります。
・NFTゲームで稼ぐ手順は?
NFTゲームで稼ぐ手順についても見ていきましょう。
ゲームによっては無料でスタートできるのですが、この場合はゲーム内でマネタイズすることができません。
そのため以下の手順を踏んでマネタイズできるようにしましょう。
★国内の仮想通貨取引所に口座を作り、仮想通貨を購入する
★仮想通貨を保管できるウォレットのアカウントを作成、仮想通貨を移しておく
★ゲームのアカウントと自身のウォレットを紐付けする
ここまでが前提となります。
次に稼ぐ方法についてですが、ゲーム内で詳細は異なるので飽くまでも大まかな流れだと考えてください。
★NFT化されたアイテムなどを入手する
★入手したアイテムをマーケットプレイスにて販売する
★代金を日本円に換金する
といった流れになります。
どのNFTゲームにも言えることですが、簡単に手に入るようなアイテムなどは商品になりません。
やはりある程度はレア度が高くないと、マーケットプレイスに出品しても見向きされないでしょう。
・NFTゲームにもデメリットがある?
最後にNFTゲームのデメリットについても見ておきます。
★法整備が進むと規制される可能性がある
★マネタイズした場合の税制もはっきりとしていない
現在NFTで問題視されているのが、マネーロンダリングの可能性です。
悪用された場合に防ぐことが難しいので、各国の政府ともに法律の整備を急いでいるのが現状だと言えるでしょう。
そのため将来的に法規制の対象になるかもしれません。
また日本国内では仮想通貨の税制についても、まだ整備されていないです。
どの時点で課税の対象になるのかなど、個人ではわからないケースもあります。
それを防止するには税務署に確認するのが一番でしょう。
NFTゲームについて解説してみました。
いわゆるオンラインゲームの1つになるのですが、ゲーム内のアイテムやキャラクターなど幅広いものがマネタイズの対象となっています。
また従来のゲームとの大きな違いとしては、仮にサービスが終了したとしてもNFT化したアイテムは残るという点でしょう。
自身のデジタル資産として扱うことができるので、サービスが終了すればすべてなくなるわけではないのです。
NFTゲームの中にはeスポーツの大会が開催予定となるほどの人気のものもあるので、今後も裾野は広がっていくのかもしれません。
現実のサッカーとリンクしたゲームなどもあるため、今後の流れ次第では様々なジャンルで楽しめるようになるでしょう。